座敷童子
着物姿のこどもで座敷や蔵に住む。座敷童子が住む家は栄えるが、立ち去ってしまった家は貧乏になると言われている。寒暖の差が激しく、厳しい冬が訪れる東北地方では江戸時代に何回もの凶作に見舞われた。そんな環境の中、育てることができずに、間引きとして命を絶たれる赤ん坊が多くいた。生まれて間もない赤子を間引く事は神に赤子を返す行為と考えられていたため、お墓ではなくその家の土間や台所に埋葬されていた。そしてその場所から座敷童子となって出現したという伝承も。
妖怪が伝えられる地域や出現場所
東北、関東地方/家、旅館