雪女
死んだときに着る白装束を身にまとい、寒い地域に現れる女の妖怪。男に冷たい息を吹きかけて凍死させるといわれる。親父が雪女に息をかけられて死ぬのを見た息子は、雪女にそのことを口止めされる。やがて息子は美しい娘を嫁にもらい、10人もの子供をもうけた。ある日、雪女との出来事を口に出してしまったところ、女は子供を残して消えてしまった。
妖怪が伝えられる地域や出現場所
東北、関東、中部、中国地方など/山
柳田國男著書より
小正月の夜、または小正月ならずとも冬の満月の夜は、雪女が出て遊ぶという。十五日の夜に限り、雪女が出るから早く帰れと戒めらるるは常のことなり。