とき:5月下旬ところ:町内各地福崎特産のもち麦は、5月下旬になると穂が黄金色に色付き、収穫時期となります。 収穫後、乾燥・精麦過程を経て秋頃に出荷となります。
とき:6月ところ:鈴ノ森神社(福崎町西田原)このヤマモモは、樹高約13m、根元周囲約3.3mと町内最大のもので、町の天然記念物であると同時に保存樹の指定も受けています。 ヤマモモというのはヤマモモ科に属する常緑高木で、雌雄異株で4月ごろ花が咲き、雌株では6月ごろ赤く球形でブツブツのある果実がなります。 この実は甘酸っぱく、樹皮は漢方薬として用いたり、褐色の天然染料として漁網を染めるのに使用されたりします。 鈴の森神社のヤマモモは、柳田國男と深いかかわりをもつことで知られています。
とき:6月中旬~7月上旬ところ:應聖寺(福崎町高岡)毎朝のように花を咲かせ、夕方には落花してしまう沙羅の花。 「諸行無常」の象徴として、沙羅の花が『平家物語』で詠われていることは あまりにも有名です。
とき:7月初旬~下旬ところ:田口地区・高岡地区などモリアオガエルは、水面に張り出した木の枝に産卵します。 産卵期になると、青少年野外活動センター周辺の池などでは真っ白な泡が見られます。 卵塊の中で孵化したオタマジャクシは泡の塊の中で雨を待ち、雨で溶け崩れる泡の塊とともに下の水面へ次々と落下します。
とき:7月下旬ところ:大門区、鍛治屋区、山崎区、高橋区田の草取りが終わる7月下旬ごろに行われる行事の一つが虫送りです。 農薬がなかったころは、稲を食いあらす害虫が農民にとっての一番の悩みでした。享保17年には西日本でウンカやヨコバイが大発生し、「享保の大飢饉」を招きました。これらの害虫による被害をなくし、五穀豊穣を願うため、「虫送り」は考えられました。 たいまつに火をつけ、サネモリ人形と呼ばれるわら人形を先頭に田を廻り、太鼓とともに村から稲の害虫を送り出します。